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リスクの整理・整頓

post by ishikawa/2015年11月12日

弁護士から学ぶ法律勉強会

旅する取締役会 vol.5 2015年11月12日 15:00-17:00

こんにちは。
第5回目の旅する取締役会のレポートとなります。

◎旅する取締役会とは:

法律トラブルのケーススタディをする旅する取締役会では、参加者の皆さんが㈱旅する仕事場の取締役員として、各回で起きる会社のトラブルについて議論と決議を出していくシュミレーション勉強会です。
これまでに競業避止・クレーマー(プロ)対策・横領問題、人事の問題などを扱ってきました。
実際に問題が起きた時にどう対応するか、起きないために何を準備するのかを考える超実践的な2時間です。

今回の議題:「自分に向いているリスクを知る」

議事録 ※画像をクリックすると大きくなります。

◎長田弁護士の総評

《 60点 》
「何について論じるべきか」が最後まではっきりせず、全員が確信の持てない議論で終始した。
本当に考える必要があること、そうでもないことがまぜこぜなってしまっていた。

◆よかった点
・これまでのトラブルケースの知識をしっかり使えていた
・図で描いて考えていた人がいた

◆まだまだの点
・リスクの意識が持てていなかった
・各自が気になる点に議題がポンポンと飛んで行ってしまっていた。
・図を描いて入り人が少なかった
・看板の設置場所と原・能見どちらが悪いかに議論が集中していた

《新しい考え方を知る》

今回のような、入り組んだ内容のケースではまずそれぞれの関係を洗い出し、発生していること・その中でもリスクの高いこと/対応すべきこと・気にしない事の図を描いて整理する方法が基本だそうです。

◇図を描いてリスクを整理する方法

1.関係図を描く :矢印は各自が相手に望む事柄・請求


2.リスクを書き出す:自分に向っている矢印=会社へのリスク



3.矢印の整理
【自分に向っている矢印(リスク)】
【矢印(リスク)を放置した場合の結果】
※この2点が考えられれば十分。
検討するリスクは【訴訟上リスク:裁判が起きた時に勝てるか】と【事実上のリスク:風評被害や感性の悪化】の2点。

4.事実の検証
上記リスク検証後、事実検証が可能になる。
例)
原が能見に怪我を負わせたのか
負わせた(原が悪い)/正当防衛だった(能見が悪い)/どちらも悪い/わからない
というように、ひとつひとつ検証していく。
また、事実が「わからない」ということもあるので、「わからないままにしたらどうなるか」も検証していく。リスクがなければそのままでも良し。

◎所感

今回のトラブルは登場人物や出来事が多く、「何を検討すべきか」がはっきりと見えてこず、取締役会は議論錯綜状態でした。(まさにトラブルに翻弄された状態。) リスクを書き出して考えると、優先的に論じる項目は3項目まで減ります。 この様な入り組んだトラブルの場合、問題点(解決すべきこと)とその他でしっかりと分けて考えることが必要ですね。 参加者の皆さん、この図に書いていくフレームワークを見ながら「なるほど~」、「そうか~」と大いにうなずいていました。
またこのフレームワークはいろいろな場面でも使えそうという事で、いつもと違うケース内容と新しい学びに大満足の回だったようです。
また、従業員の休憩中に起きた事件(および怪我)について、会社はどこまで責任を負うのかという点にも注目があった。 法律上では休憩中に業務上の何かを行っていた場合は勤務扱いになるが、それ以外では基本的には勤務時間外となる。 「今回は休憩中の出来事だった(私用で外出中)だったので、会社として責任はない」という決議もまた一つの答えにはなるようでした!
トラブルの解決策に正解はありません。どの選択が一番有益かを考える力を身に着けていければいいですね!

これからも鎌倉・旅する仕事場では様々な企画の中で「鎌倉で働く人を応援」していきます!
鎌倉・旅する仕事場に興味のある方はぜひ内覧会にご参加下さい。内覧会の申し込みはこちらから

◎企画・パートナー講師:

長田 大徳 弁護士 法律事務所横濱アカデミア所属 http://yokohama-academia.jp/
旅する仕事場は個人事業主・スタートアップも多く所属するシェアオフィス。「仕事場にいる方が困ったことがないように」と法律面からシェアオフィス旅する仕事場をバックアップしてくださっています。
「旅する取締役会」のほかにリーガルカウンセリングとして無料相談・カウンセリングも旅する仕事場で実施中です。

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